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高齢者が安心して過ごせるバリアフリー

高齢者が快適に暮らせるバリアフリー住宅は、段差の解消だけではありません。


◆バリアフリーって、なんだろう
高齢者が安心して過ごせるバリアフリー画像1
 「バリアフリー」とは、もともとは建築用語で「バリア(障壁)」を「フリー(のぞく)」つまり障壁となるものを取り除き、生活しやすくすることを意味します。
建物内の段差など、物理的な障壁の除去という意味合いから、最近ではより広い意味で用いられてきています。私たちの周りには道路や建築物の入り口の段差などの物理的なバリアや、高齢者、障害者などの社会参加を困難にしている社会的、制度的、心理的なバリアもあります。
このように「バリアフリー」とは、高齢者や障害者だけではなく、全ての人にとって日常生活の中で存在するあらゆる障壁を除去することを意味します。

◆なぜ、いまバリアフリー?
バリアフリー社会の実現は、高齢者や障害者だけでなく、病気やケガをしている人などにとっても、安全で安心して生活していく上で重要な問題です。
そして、高齢者や障がいを持つ方々にとっても障壁(バリア)のない社会は、全ての人にとっても住みよい社会であるはずです。
普段の暮らしの中には、7つのバリアがあります。


これら7つのバリアフリー化により普段の行動や生活で不便がなくなるのは、高齢者や障がいをもつ方々だけではありません。たとえば幼児、足などにケガをされている方、そして妊娠している方にもバリアフリーがもつ良さが伝わります。
バリアフリーとは、多くの人にとっての快適さを支える大切な考え方であり、普段の生活における実行です。

◆元気な高齢者の方にお勧めのバリアフリーは【色彩のバリアフリー】
高齢者が安心して過ごせるバリアフリー画像2 高齢になると、『つまづきやすい』・『平衡感覚が鈍る』・『立ったり座ったりといった動作が困難』になるなど、高齢に伴う身体的変化は多々あります。ただ本人でも自覚に乏しく健常な方には実感が湧かないのが『目の衰え』。

たとえば近くが見えづらくなる『老眼』はイメージしやすいですが、『白内障』というひとみ(瞳孔)のうしろにある水晶体(カメラのレンズに相当するもの)が白く濁ってくる病気を忘れてはいけません。本などを読んでいると眼が疲れる、人の顔がぼんやりとかすむ、老眼鏡をかけてもはっきり見えない、こういった症状が白内障の始まり。症状が進むと視力が次第に低下しものがはっきりと見えなくなってきます。

さらに進行すると、眼の前に出した指の数もわからなくなり、ついには明るさも暗いといったことしかわからなくなります。発症は45歳以上の中年に多く年齢を重ねるにつれて割合が増加。

また、80歳以上の高齢者はほとんどが何らかの形で白内障の症状を引き起こしているといわれていますが、進行の速さには個人差があり目が見えづらくなるといった症状に至るとは限りません。

この白内障が進むと色を識別する能力の低下を招きます。青と緑、青と灰色、白と黄などの見分けがつきにくくなり、同色系でまとめられたインテリアでは、その差がほとんど認識できなくなります。つまずいたり転倒したりするのは、見えにくい1cm程度の段差もありますが、インテリアの色遣いが判別できないことで手のつきどころを間違えてしまうつまづきや転倒もあります。からだの一部分が不随になることに備えて手すりを設置したり、段差を解消することと同じように、住まい全体のインテリア色彩についても【バリアフリー】リフォームを検討しましょう。

◆【色彩のバリアフリー】は、段差解消などのバリアフリーといっしょに
 加齢による家庭内事故を避けるためには、照明を工夫して段差がはっきりわかるようにしたり、滑りにくい床にしたり、トイレやお風呂に手すりをつけること、お風呂場や洗面所、寝室が冷えないように断熱リフォームすることが大切ですが、あわせて内装の色使いに工夫を凝らすことで目の衰えによる家庭内事故を減らすことができます。部屋の各部位での工夫として、以下のような例があります。

階段の蹴上げと踏み面
 階段の蹴上げ高さは低くすればするほど昇り降りは楽になりますが、あわせて蹴上げと踏み面に色の差(コントラスト)をつけて高さ(低さ)がはっきりと認識できるようにしておくと、目の衰えに伴う階段転倒事故を減らすことができる可能性が高くなります。階段転倒事故は重傷→寝たきりになる可能性が高いだけに、優先的に取り組んだほうが良いでしょう。

脱衣所と洗い場
 ヒートショックによる心臓や脳への負担を減らすため、脱衣所や浴室内に暖房器を設置したり家全体を断熱材ですっぽりくるむ断熱リフォームがお勧めですが、脱衣所の床と浴室洗い場の床に色の差をつけておくことで、脱衣所と洗い場でつまづく可能性が減ります。

浴室の洗い場と浴槽
 洗い場の床色と浴槽の色が同系色の場合は、浴槽に手を掛けようとして転倒する可能性も否定できません。リフォームで浴室を選ぶ際に配慮しておくと、将来にわたって安心です。

玄関のたたき(三和土)と上がり框
 玄関の上がり框は、15cm~20cm程度の段差があると、腰掛けて靴を履くことができます。また、たたき(三和土)と上がり框で素材の色の違いをくっきり出しておくのも効果的です。

床と壁にコントラストをつける
 最近はシンプルモダン/和モダンが主流で白い壁紙のインテリアが好まれていますが、高齢になると壁と床の境目が分からず足をぶつけたりすることがあります。床(水平)と垂直(壁)がわかるよう色変化をつけることが大切です。

置き家具は床色と異なるものを
 置き家具についても、上記と同様に床色とのコーディネイトを意識して選ばれる方が多いです。ただ、高齢になると家具と床の境目が分からず、家具に足をぶつけたりすることがあります。床と壁にコントラストをつけることと同様に、家具と床色を異なるようにすることが大切です。


ネクスト・アイズ株式会社 小野代表
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